異論・反論・Objection

今日はサッカー
みなも知っての通り、ブラジルとのA代表ガチンコ勝負だ
と、いっても圧倒的に日本の分が悪い。
地力の差がある上に、ブラジルは引き分けでいいのだ。
日本は勝たなければならない。
ジーコは攻撃的に行くといっていたが、当然だ。
点を取らなきゃ勝ちようがない。
引き分けじゃダメなんだ。

試合前日、ブラジルは主力選手温存をかもし出していた。
この大会の主力選手とはアドリアーノ、ロナウジーニョ、カカのことである。
ただ、ふたを開けてみるとしっかりとスタメンである。
ブラジルもマジだ。
ロナウド、ロベルト・カルロス、カフーなどがいないとはいえ十分破壊力がある。

さて、戦評に移ろう。
まず最初のシーン、加治のオフサイドだがアレはオフサイドじゃない（笑）
今大会からオフサイドのルールが厳密になり、
今までは体の半分以上出た場合に取っていたが、今回は一部でも出ていると取るようになった。
このオフサイドはそれの影響があるんじゃないか、と思う。
ただ、きっと靴紐1本出てただけだな

次に内容について書く。
全体的にボールを回されてる印象があった。
相手バックライン、中盤で特にだ。
さらに小笠原がウケをねらったのかわからないが、
エリア内でコケたりパスミスをしたりとあまりいい状態ではなかった。
その証拠に、小笠原が退いた後半から全体の動きが良くなった。

余談になるが、今まで私は加治の良さが分からなかった。
なぜ加治なんだ…と。
ただ、このコンフェデや北朝鮮戦を見て分かってきた。
ボールに対して積極的で、ドリブルの能力もある、と。
今までなぜこのような動きをしてなかったのか疑問が残るが、良しとしよう。

日本の失点だが、共にカウンターのような形から点を取られた。
最近の代表での失点はほとんどがカウンターによる失点だと思う。
このカウンターに対する対処をしっかりして欲しい。
もちろん北朝鮮などアジアレベルでは対処ができるだろう。
ただ、これからは世界との戦いがほとんどになってくる。
なので今後は世界レベルのカウンターのスピードに対処していく必要がある。
あと１つ失点したシーンで気になる点があった。
それはエリア内でフリーの選手を作っていることだ。
いくら開いた位置だからといってフリーの選手を作ることは致命的になる。
相手としては如何にフリーになるかという考えだがそれをさせないようにしなければならない。
しかも相手のレベルがレベルである。
今までのチームとは違う。
ボールを受けてからのドリブル、シュート、パス、…どれをみても１級品なのだ。
今後W杯に出場するのだからそこはしっかりしなければいけない。
ドイツ大会の予選リーグでは確実に1チームは日本より強いチームが入ってくる。
そのくらい先のことを考えなければならないと私は思う。

最後に監督の采配だが結果論になってしまうが、当たりもあれば外れもあったと思う。
大黒の投入はジーコの頭の中では決定事項だっただろう。
そう、試合が始まる前からだ。それは別に構わないし、私も何も言わない。
問題として別のことがある。

まず、動きの良くなかった小笠原の先発起用だ。
今までもこのような起用はあった。
これは当日練習等で見極めなければならない事項である。
小笠原の調子が良くないと入っても能力が控えの選手を上回っているのだろうか？
そんなことはないんじゃないかと思う。
ほかにもいい選手は多くいる。
そのような選手の見極めがいると思う。
ジーコの中では今大会の中盤の４人は
怪我をしない限り不動でいこうとしていたのかもしれない。
その考えを是非払拭してほしいと思う。

次に、FW鈴木の起用だ。
私にはこの起用の意図が見えてこない。
もう少しいい起用があったんじゃないかと思う。
私はまだ本山のほうが良かったんじゃないかと思う。

最後に代表選考だ。
みなさんはなにか選手の顔を見て感じないだろうか？
そう、鹿島の選手が多いのだ。
ただ私の偏見もあるかもしれない。
私は磐田ファンである。
そして磐田ファンは基本的に鹿島が嫌いである（鹿島ファンの方すみません）。
私もそれに該当する。
なるべく中立な立場で言っているつもりだが、たまに偏ってしまう。
これが私の悪い所かもしれない。
そんなことはさておき、本山の代表の意義が私にはわからない。
1.5列目を任せるならほかにもいい選手は多い。
我が磐田から名古屋に移籍してしまったが、藤田も十分能力があると思う。
なぜなのか聞いてみたいがむりだろう。

結果的には引き分けだったが、私としては満足だ。
ブラジルの凄いパスワークを見れただけでおつりが来る。
今度の試合が楽しみだ。