逆転サヨナラ生活

私は自慢ではないが昼夜逆転のような生活をしている。
特に昼間に用事のない最近は特に著しい。

以前はそこまでひどくはなかったが最近は本当にひどい
就寝が4時とか5時になる。そして起床は13時や15時になる。
そして昼間に学校に行って帰宅してひと段落すると21時ごろに急に睡魔が襲ってくる。
それに耐えれる日もあればそうでない日もある。
ついでに今日は後者になった。
ちょっとのつもりで寝たのだが起きたのは25時。
正味4時間の睡眠だ。

でもよく考えてみよう。
このような睡眠を含めるとしっかりと1日に6〓7時間寝てるではないか。
これは健康的なのか?
ただ昼と夜が逆になっているだけであとはなにも変わっていないのかもしれない。
おかげで今はすこぶる快調で眠くない。

「朝型」と「夜型」という言葉がある。
その言葉がある時点で私のような生活をしている人物が認められているのではないか?
しかしこの世界の90%以上の人は朝起きて夜に寝るという生活をしているだろう。
これにはなにか意味があるとかそのようなものではなく、きっと自然の摂理である。
日が昇ったら起きて日が沈んだら寝る。
当たり前のことなのだ。

生物も植物もそのほとんどは昼と夜は別の生活をしている。
生物には夜行性という種類のものがいるが、それは獲物となるものが夜に寝ているためではないか?効率性を求めるとやはり肉食のものはそうなるのが当然かもしれない。
植物は昼に光合成をしている。
つまり葉緑体クロロフィル)で空気中の二酸化炭素と紫外線を用いて酸素を合成しているのだ。
これはよくヒトの呼吸に例えられる。
紫外線のない夜はどうやって呼吸しているのか?
していないなんて事はない。
知っている人もいるとは思うが、夜は酸素から二酸化炭素をつくっている。
これは動物と同じである。

まぁ、ここに書いたことのほとんどは中学校の生物での内容だと思うが、それ以上のことはいらない。
正直生物や化学等の理科を意識しながら生きている人はこれを仕事としている人くらいだろう。
コーヒーやお茶を入れるとき「抽出してるな」と思ったり
救急車のサイレンを聞いて「ドップラー効果だ」と思ったり…

私もめったなことがない限り意識しない。
しかし、万物はみな科学のもとに支配されている。
自然界の動物は全く意識してないだろう。本能の赴くままに生活しているに違いない。
それでもしっかりと生活をし、子孫を残し、継代し続けている。
今の社会にあふれているもののほとんどは人が創り出したものである。
しかしそのすべては科学を基にしてできていると言っても過言ではない。
逆に科学を使用していないものは探すほうが大変である。

今のように科学のことがわかっていなかった昔でも食品に発酵という技術を用いたりしている。
これを昔の人がこうなることを判っていてやっていたわけがない。
全てが偶然の賜物だ。
チーズ、納豆、ヨーグルト、ワイン、パン…
変わったところではフグの卵巣漬けなんてものもある。
知ってのとおりフグの卵巣には猛毒がある。
それによって亡くなった方も多くいることだろう。
そこで何を思ったのかフグの卵巣を酒粕に漬けたのだ。
これをやり始めたのがいつだかは知らない。誰なのかも知らない。
ただ、これはすごいことである。
発酵というものは微生物が大いに関連しているのだが、その効果によって毒を無毒化することができるのだ。

こう考えると先人と言うものは偉大だ。
いま生活できるのも先人のお陰だろう。
「温故知新」というのもはよくしたもので、全くその通りだと思う。
新しいものは古いものなしでは語れないのだ。

人間が夜でも生活できるのは電気のお陰である。
いちばん有名なところではトーマス・エジソン白熱電球だろうか?
これも科学の電気抵抗というものを使ったものである。

そのお陰で私は夜更かしができる。
私のこの生活も先人のお陰であるということをいましみじみと感じている。